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●東日本大震災によせて ![]() ![]() ![]() 2011年3月11日、日本を襲った東日本大震災―。 その現地での支援活動から「志縁」の活動は始まりました。 混沌とした状況下で強く逞しく生きる東北の方々、それを支えようと全国から集まった志高き支援者の皆様。震災直後の危機的事態を乗り越えた後、私達は次に何をすべきかを模索していました。月日の経過によって必要な支援は、多様化・複雑化していくにも関わらず、メディアで取り上げられる震災の話題は日を追う毎に減少。 そんな中で、我々が辿り着いた一つの答えが、「フリーマガジン志縁」の発行でした。 震災からちょうど1年が過ぎた2012年3月11日に創刊。被災地での現地取材や原発についての記事を中心に無料冊子を制作し、全国へ届けております(発行部数10,000部:2012年7月現在)。 私たちは「フリーマガジン志縁」の発行、各種イベントの開催などの活動を通じ、日本の未来を皆様と真摯に考えていきたいのです。 ![]() ![]() 「志縁」の理念は三つです。 一.被災地の情報を伝えることで震災の風化を防ぎ、支援したい方とされたい方を繋げること。 二.災害国である日本において、防災の意識を促すこと。 三.震災からの復興を通じ、日本の将来を考えること。 ![]() ![]() 私たちが最も投げかけたいことは「復興の方向性」です。 そもそも東日本大震災の被災地は地方都市であり、震災前より地方経済の疲弊は進行していました。つまり「元に戻す」というアクションでは不十分なのです。都市部への人口流出、地方産業の衰退、巨大資本の参入による画一化など、全国の地方都市は同様に深刻な問題を抱えています。そして、その問題こそが、原子力発電というエネルギー政策を推し進める一つの要因となったのです。 また同様に、日本自体も様々な問題を抱えております。 国家自体の財政難、少子高齢化、産業空洞化、近隣諸国との外交問題、食糧自給率の低下、エネルギー問題など、挙げ出すときりがありません。 しかし一方では、日本が持つ大きな可能性も信じております。日本における物創りのクオリティ、崇高な伝統文化や産業、豊かな観光資源、そして何よりも我々日本人には真摯で篤実な国民性があります。 国民ひとりひとりが意識変革を行うことで、日本の未来は必ず豊かなものになります。 「志の縁を繋げると書いて、志縁」 私たちはこの震災からの復興が、「日本の未来を考え直すきっかけ」に繋がって欲しいと考え、これからも活動を継続していきます。 |
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@shien_jp からのツイート ![]() ![]() ![]() |